参考書のご紹介

2018年度 名古屋市立大学医学部前期試験を合格しよう!!

【国公立医学部】東京の受験生が名古屋市立大学医学部を選ぶ訳【数学が苦手でも大丈夫】

こんにちは。東京の中高一貫校から名古屋市立大学医学部医学科に進学して数年経つ者です。名古屋市立大学医学部ですが、国公立医学部受験業界の超穴場なので知ってもらいたいと思いブログを立ち上げた次第です。内容は一般的なこともありますが特に東京の受験生に向けています。

「理科ならできるんだけどやっぱり数学ができないとダメなのかな悔しい!!」

「東京の国公立医学部は無理そうだけどあまり東京を離れたくない!」

という想いをしているあなた。ぜひ考えてみてくださいね。

 

こんな受験生に見て欲しい!!

  • とにかく数学は苦手!!だけど得意な英語と理科でカバーしたいという方
  • 東京の国公立医学部は無理そうだけどあまり東京を離れたくないという方
  • 横浜市立大学医学部医学科を受験しようとしている方
  • 浜松医科大学医学部医学科を受験しようとしている方
  • 単科の医科大学特有の問題(特に英語・理科でよく見られます)が苦手な方
  • 地方大医学部特有(県内にいて欲しいという)の面接やとにかく面接が嫌な方

ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

 

名古屋市立大学医学部医学科前期入試の特徴

(地域枠入試・推薦枠以外では前期のみの募集です)

センター試験 5教科7科目(500点満点)

【国語】国語(100)

【数学】数IA必須,数IIB・簿記*・情報*から1,計2科目(125)

【理科】物・化・生・地学から2(125)

【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](100[20])

《地歴》世A日A地理A・世B・日B・地理Bから選択(50)

《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(50)

 ●選択→地歴・公民から1

個別学力試験 3教科(700点満点)

【数学】数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)・数III(150

【理科】「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から2(200

【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II(150

【面接】(200

 

なにが良いのか??

世A・日A・地理Aを選択可能!余った時間で数学をゴリゴリできる!

地歴Bに比べ内容の薄い地歴Aから選択が可能なのでセンター前の貴重な時間を他の科目の勉強に当てることができます。ただし後期の出願はできなくなります。前期に全てを懸けます。

足切りがない!2次で挽回可能!

足切りがありません。そのため競争率は7倍と高いですが実際は記念受験している人が多いです。センターと2次の比率は面接を除いて実質1:1(横市5:6、浜医6:5)と一般的です。前述のように地歴Aを選択した上でセンターで失敗してしまった時も受験は可能です。

全員満点!面接はあるけどグループ討論で形だけ。

地方大の医学部だと面接はしっかりする印象があります。しかし名市大の面接は簡単なグループ討論で全員満点あってないようなものです。受け答えに問題がある場合は別室に呼ばれて再面接となるようですがそういった人はほとんどいません。

数学で差がつかない!理科は基本オーソドックス!英語は簡単!

数学は簡単な問題と難しい問題ではっきり分かれています。全て簡単な年度もあります。そのため一般に一番差がつきやすいとされる数学でも差はつきません。理科の問題はいたって素直ですので理科が得意な人は焦らないで丁寧にやれば高得点が狙えます。英語は他の学部と同じ問題を使っており一般的な論説のみで医科大特有の専門的な内容はありません。ただ英作文がありますのでその対策は必要です。総じて横市や浜医のようにひねった問題は出ません。

最大の特徴!2次の理科の比率が大きい(相対的に英・数の比率が小さい)

一般的な英数理の配点の比は1:1:1(横市・浜医も)ですが、名市大は理科偏重で2:2:3と特殊です。いくら物理を頑張っても数学の半分しか評価してもらえないというのは残念ではないでしょうか?この差が実際の点数の面でも理科を勉強するモチベーションの面でも大きいのです。

地元専有率驚異の69%(横市42%・浜医38%)

名古屋はそもそも首都圏と関西圏に挟まれ競争率は低いです。最上位層は東京か京都・大阪へ流出するか名古屋大学を受験します。一方で横市には首都圏全域から人が集まる上にいわゆる東大崩れと呼ばれる人たちや医科歯科大・千葉大を受験するつもりがセンターが振るわなかったのでやめた人たちも受験します。名市大にはそういった人たちは来ません。

 

おわりに

名古屋市立大学医学部の入試問題や入試方式は受験生のみなさんを拒まず「頑張れ!」と言っているのが問題用紙から伝わってくるような大学なのです。数学はセンスが問われる一方で理科はしっかり勉強すれば必ず点数につながる科目と言われています。ぜひ考えてみてほしいと思います。